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マスコットは、「人々に幸運をもたらすと考えられている人間を含む生物、あるいは物体」を示す言葉で、一般的には学校、スポーツチームや企業などの「共通性を持つ集団」のアイデンティティを表現したもの、という意味が含まれている。

語源

英語の”mascot”という単語は、フランスのプロヴァンスやガスコーニュ地方の言葉である”masqu”がその語源といわれている。単語自体は「何かに覆われた、隠された」という意味だが、プロヴァンス地方には、出産の際に羊膜に包まれて生まれてきた子供には幸運が宿っているという言い伝えがあり、そこから”masqu”という単語が「家に幸運をもたらすもの」を表すようになったのではないかと言われている。
1880年にフランスの作家エドモンド・オードランが、”La Mascotte”という題の喜劇オペレッタを作曲し、これは後に英語に翻訳されたが、当時「マスコット」という言葉は「魔女」や「魔術」のことを表す博打うちの俗語だった。その意味が変化して「幸運を招くもの」という意味になったといわれている。
日本語においては、上記に加えて「愛玩の対象となるもの」という意味合いが加わる。

ミリタリーマスコット

マスコットは、アメリカやイギリスを始めとする軍隊組織に古くから普及していた。アメリカ海兵隊のエンブレムに描かれているハゲワシやブルドッグ等はよく知られた例である。またイギリス軍の連隊の多くはそれぞれの生きた動物をマスコットにしており、パレードの際にひきつれて歩く光景がよく見られる。ノルウェー郷土防衛隊の楽隊は、イギリスのエジンバラを訪問する際には「ニルス・オラフ」という名前のキングペンギンを連れている。

現在
アメリカ合衆国では、大学のスポーツチームがしばしばそのマスコットによって識別される。
また、マスコットは人や動物だけとは限らず、色であったり、植物であったりすることもある。
人間型のマスコットはしばしば論争の種になる事がある。
例えば、イリノイ大学の「Fighting Illinois(戦うイリノイ族:イリノイ州の語源となったネイティブ・アメリカン)」のマスコットは、人種問題の観点から問題視された。このような問題はイリノイ大学の様な大きな学校に限らず存在し、アルフレッド大学(生徒数2000人程度)のサクソン人の騎士を模したマスコットは、サクソン人の優越を示すものとして抗議を受けた(これらの問題に対してはポリティカル・コレクトネスの指摘もある)。
日本ではタバコや酒などにマスコットやキャラクターを用いることは控えられており、未成年に対して影響があるとのことでしばしば販売者側と日本アルコール問題連絡協議会等の間で問題となっている。近年の例ではサッポロビールのドン・シボリオーネ(『サッポロ生搾り』のCMに出てくる犬型のパペット)などが挙げられる。
自動車のラジエーターグリルの上やボンネットの先端に付けられたものは「フードマスコット」とも呼ばれる。
近年では、個人のウェブサイトにおいても、マスコットが存在するケースがある。
また鞄等に付けるミニサイズのぬいぐるみ(マスコット人形)もマスコットと呼ばれる。

Wikipediaから引用(最終更新 2011年9月11日 (日) 09:34)