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#088 『スカイツリーの元祖? 凌雲閣』

今回で88回目となる東京スカイツリー現地レポート。

 

今日(9月26日)は、浅草寺の西側にある「凌雲閣」の跡地にやってきました。

 

「雲を凌ぐほど高い」という意で名付けられた凌雲閣。23年に浅草に登場した、当時としては驚異的な高さといえる地上52mの八角形のタワーです。まさに「明治のスカイツリー」。

 

浅草十二階と呼ばれ、東京における高層建築の先駆けとしてたいへん注目を集めた建築物だったそうです。展望台を備え、8階までは「日本初」の電動エレベーターが稼動し、舶来品が揃った売店などが揃い、もちろん眺望は抜群。外観も大変にモダン。いわば当時の浅草のランドマーク的な存在だったのだとか。何から何まで、現在のスカイツリーと相通ずるものがあります。

 

ちなみに、この建物の下の辺りの銘酒屋街を「塔下苑」と呼んで好んでいたという石川啄木は「浅草の 凌雲閣に かけのぼり息がきれしに 飛び下りかねき」という歌を詠みました。多くの文学作品に凌雲閣の姿が登場しています。

 

大正12年に発生した関東大震災で建物の8階から上の部分が倒壊。やむを得ず同年に爆破解体されました。跡地は現在はバチンコ屋さんですが、その入口前に記念のレリーフが設置されています。

 

まさに、スカイツリーの元祖とでも呼びたくなるような、浅草の凌雲閣。今から考えれば実に愛らしい姿でもあるのですが、スカイツリー見物の際に立ち寄ってみて「今昔のツリーの姿」に思いを馳せるのも悪くありません。

 

なお#011でご紹介した「江戸東京博物館」にこの凌雲閣の10分の1復元模型が展示されているほか、国立科学博物館地震資料室(ネット公開限定)では、当時の凌雲閣の姿を映した写真資料が数多く展示されています。

 

「凌雲閣」

  • ・現在は台東区浅草のJRAウインズ浅草の奥のパチンコ屋の前に記念のレリーフあり

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