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#081 『向島と爺婆尊とスカイツリー』

今回で81回目となる東京スカイツリー現地レポート。

 

今日(2012年9月18日)は、向島の料亭街の中に位置するお寺『』にやってきました。

 

向島といえば今も約20軒の料亭が軒を連ねて「花街」を形成する街。どうしても敷居が低くないイメージがありますが、最近は「初めての方限定コース」などに力を入れている料亭もあるようですし、ホームページなどで色々な情報も発信しています。せっかくのスカイツリー見物、思い切って東京の「粋」の懐に飛び込んでみるのもそれこそ粋なもの。もちろん、独特の門構えの料亭を見ながら歩くだけでも、花街の雰囲気を感じる事ができるでしょう。

 

そんな料亭街の中にあるのが弘福寺です。京都・萬福寺の末寺にあたる寺院で関東大震災で罹災しましたが1933年に再建されました。勝海舟が若き頃に修行のために通っていたり、この地で暮らしていた森鴎外の墓もかつてはあったというお寺です。想像上の動物という「摩伽羅(まから)」が屋根の両端に置かれた二重屋根の山門が出迎えてくれます。

 

そして境内の右手には「咳の爺婆尊(せきのじじばばそん)」とよばれる二体の石像が祭られています。達磨や布袋の画で知られる風外(ふうがい)禅師が修行を積んでいた際に、自分の両親恋しさにその姿を彫って、供養を怠らなかったと伝えられている像ですが、その風外という名前からこの像が「風邪に効く、ぜんそくや咳を治す」と言われるようになり、大勢の庶民の信仰を集めるようになったのだそうです。「婆」の像のほうが「爺」像のよりも断然大きいのが、何ともユーモラス。

 

「口中の病を持つ人は爺に、咳を病んでいる人は婆に祈願すると御利益が得られる」とされ、病気が良くなった際には、お礼に炒り豆・番茶を添えてお参りする習慣になっているとか。

 

また、冬の風邪シーズンの前になると「予防」的な意味合いで、お参りに来る人が増えるそうです。最近ちょっと口の病や咳、ご自分の体調が気になる人は、スカイツリー見物の際にちょっと立寄ってみてはいかがでしょうか。

 

「弘福寺」

  • ・墨田区向島5-3-2
  • ・スカイツリーから徒歩約10分

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