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文明開化の味・すき焼きの名店探訪

日本人は、仏教を信仰するという立場から古くから基本的には肉食を絶っていました。飛鳥時代に天智天皇が肉食禁止の詔を発し、奈良時代、平安時代に仏教が広まると、豚や牛を食べないことが慣例となりました。牛は、飛鳥時代以前に、大陸から渡来人が食用(搾乳も含めて)として連れてきましたが、農耕を手伝ってくれる動物として大切にされて来たのです。江戸時代は、薬食いと称して、猪、兎などの動物が食されていました。牛に関しては、牛皮で道具を作るという必要上から彦根藩が牛肉を味噌漬にして将軍家や御三家に献上、後にこれが近江牛の元祖となります。

 

そして、明治維新を迎えて文明開化の名のもと、牛肉を食べるようになりました。これが、牛鍋、すなわちすき焼きです。東京都内には美味しいすき焼きを提供する専門店はたくさんあります。しかし、ここでは文明開化の流れを受け継ぐ下町のすき焼き処を紹介しましょう。

 

神田末広町のいし橋は、5年の創業、仲居さんが鍋の世話をしてくれるスタイル。ミシュランの1つ星を獲得しています。

 

日本橋の伊勢重は明治2年創業、個室でゆったりと味わうことができ、すき焼きとステーキを同時に賞味できるコースも好評です。

 

湯島の江知勝も明治4年の創業、湯島と言う場所柄、多くの文豪達が贔屓にしたお店です。風情満点の日本家屋の中、個室で食する伝統のすき焼きはコース仕立てで、お造りや煮物も付きます。

 

人形町の今半本店は明治28年創業、人形町だけでなく、都内や地方都市にも支店を持つ、すき焼き界での有名店。それだけに、黒毛和牛のブランドは特定せず、日本全国から最良のお肉を仕入れています。

そして、浅草の米久本店は、明治19年の創業。外観はまさにいぶし銀、軒先に並んだ提灯も明治の牛鍋屋の雰囲気を盛り上げます。ここでは、コースではなく、牛鍋と呼ぶすき焼きを単品で味わえます。

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